【漫語り】

自分が触れてきた漫画などについての感想(SNSではバッシング怖くて書けないような批評)など。どしどしコメント求めます(*^^)v

GTO(グレート・ティーチャー・オニヅカ)雑記 【漫画の感想】

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感想

GTOはマガジンでも異質やったんやないかなー

GTOの連載が始まったのが1997年で、ちょうどカメレオンとか特攻の拓が連載してたときなんよね。といっても、特攻の拓は終わりかけやし、カメレオンも後半の安定期やしで、あの頃のヤンキーノリって割ともう収束に近づいてたんよ。純愛組もサンデー(というか、湘爆と今日俺)ノリで異質やったけど、そんななかに現れたGTOはさらに異質やったね。

マガジンのヤンキーノリにリアリティある問題とかキャラクターぶち込むんやもん。やりたくてもでけへんよ。唐辛子にはちみつつけて食うようなもんやでな。けど、そのおかけで特攻の拓もカメレオンも安心して描けたんやないかなー。そんなやべーことこなすやつがヒット作品の続き物引っさげてきたわけやから。

リアリティとファンタジーを兼ね備えるキャラクターたち

GTOはなんといっても不思議とリアリティがあって(ファンタジーもきちんと取り入れながらね)感情移入してしまうキャラクターたちに尽きる。

村井軍団と菊池に始まり、いじめ、家庭問題、トラウマ問題、性病、ついには近親相姦まで、昼ドラもびっくりなリアル問題が次々と出てくるわけやが、それを「どうです?可哀想でしょ?」って料理せんで済んだのは鬼塚を始めとするキャラクターの力よなー。

リアルな問題の中で、各々のキャラクターたちがファンタジー的な身体能力や頭脳、「いやそれ捕まらんのかい!」っていう漫画法律を駆使して解決というか納得するわけやが、結局は鬼塚以外はまだ中学生やし、周りの先生達も温室育ちなんよ。

せやから鬼塚に活躍の場が与えられる。ファンタジーのまま終わったら力技になったりグダグダになって、キャラクターの一貫性がなくなったりするんやけど、そうはならんかった。

鬼塚は修羅場を乗り越えてきた最強の族上がりヤンキー教師(グレートティーチャー)やし、理事長は甘々おばあちゃんやし、教頭は世間体の権化やし、冬月ちゃんは温室育ちの大学上がりで、生徒達はみんな中学生。このお約束を守りきったからGTOはどの媒体でも愛されたんやと思う。

自分が思ってたより点数低かったね

最後はあんまGTOに関係ない話。点数つけるときは先に考えずに上から順につけていってるんやけど、つけた時に「思ってるより総合評価低っ!?」っておもたね。

やっぱり総合的に評価するのと実評価には誤差が多分にございますわ(;´Д`A